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革新的なモビリティ ーの展望 MaaS (モビリティー・アズ・ア・サービス)の 状況 | 日本向け ウェビナー

バックグラウンド
持続可能なモビリティーを実現することは、複雑な課題です。電動化とデジタル化は、移動による影響を地球の環境容量の範囲内に収める可能性を秘めていますが、この共通の課題を達成するためには、 モビリティ ー に関わる全 ての部門で行動を大きく変え、 同時に新たな 行動を起 こす必要があります。モビリティーには状況に応じて変化する性質があり ますが 、特に自動車を中心とした レガシーな 供給システムは、変化を困難かつ緩慢なものに しています。パリ協定で設定された気候目標を達成するためには、電動化 のみで は万能 薬 足りえず 、低排出ガスモードへの迅速な移行、自動車の積載率の向上、移動需要の削減が必要です。

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本ウェビナーの目的
本ウェビナーの主な目的は、ITF(OECD国際交通フォーラム)とWBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)が共同で作成し2021年7月に発表したレポート ”The Innovative Mobility Landscape – the case of MaaS” を日本の文脈に焦点を当てて紹介することです。このイベントでは、持続可能なモビリティーへの道筋を明らかにするためのフレームワークを共有し、また先般ITFが出版した『ITF 交通アウトルック 2021』によるグローバルな交通需要に関する洞察を提供したのちに、社会としての共通の目標を達成する上でのデジタルモビリティーサービスとMaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス)の役割について議論します。

官民のスピーカーによるインタラクティブなパネル・セッションにより、MaaSの課題とチャンス、そしてそれらを実現するための手段について概説します。今回のイベントでは、より日本の文脈に即して議論するため、「日本の交通セクターが持続可能性を実現するための真の課題は何か?」という問いとともに、以下6つのアイテムを議論の鍵となるテーマとして設定しております。


1. 単なるアプリではなく、エコシステムとしてのMaaS
2. デジタル・リテラシー
3. 人口動態の課題(都市部/農村部)
4. データ・インフラストラクチャー (データ共有、データシンタックス、共有すべきデータ要素、データポータビリティー)
5. 官民の役割分担と更なる連携の可能性
6. MaaSによるカーボン排出量削減の機会

また、本ウェビナーはITFとWBCSD事務局が主催し(一財)日本みち研究所と(一財)運輸総合研究所の協賛により、オンラインビデオ会議ソフトウェア(Zoom)を使用して日英同時通訳付き(シルコム合同会社)で開催します。

参加 登録
本ウェビナーに参加をご希望される方は、こちらのホームページにて必要事項をご記入の上、参加登録ください。
ご登録後、本ウェビナーへの参加方法を記載した招待状が送付されますので、Zoomアプリケーションをダウンロードするか、Webブラウザで接続することによりご参加ください。お問い合わせは、担当(伊藤明日香 OECD国際交通フォーラム Asuka.ito@itf-oecd.org) まで宜しくお願いいたします。

アジェンダ

日本時間
セッション名・スピーカー名

司会進行: 伊藤明日香
(OECD国際交通フォーラム 政策分析官&レポート共同著者)

16:00 – 16:25 (25分)
オープニング・セッション

  • キム・ヨンテ(OECD国際交通フォーラム 事務局長)
  • ピーター・バッカ―(持続可能な開発のための世界経済人会議 最高経営責任者
  • 岡西康博氏(国土交通省 国土交通審議官)
  • 宿利正史氏(運輸総合研究所 会長)

16:25- 16:55 (30分)

基調プレゼンテーション
革新的なモビリティーの展望MaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス)の状況」レポートの主な結論

  • フィリップ・クリスト(OECD国際交通フォーラム イノベーション・アドバイザー)

コメンテーター:

  • ヴィクトール・シャンぺノー氏(欧州委員会モビリティー・運輸 総局 政策担当官)
  • カレン・ヴァンクルイセン氏 (ポリスネットワーク事務局長)
  • 石田東生氏 (日本みち研究所理事長、筑波大学名誉教授)

16:55 – 17:40 (45分)

パネル 1: エコシステムとしてのMaaS

MaaSはまだ発展途上の概念であり、その具体的な導入方法は、運用、情報、取引の統合のレベルによって異なります。 日本では、政府の政策によって、さまざまなMaaSモデルが模索され、特定の目標達成に向けて適応されているユニークなケースがあります。このパネルでは、日本のMaaSエコシステムに存在する様々な役割を探ることに焦点を当てます。また、日本のMaaSエコシステムが他国と比較してどのような違いがあるのかを紹介します。

モデレーター: トーマス・デロイソン(持続可能な開発のための世界経済人会議 モビリティー局長)

パネリスト

  •  松岡秀治氏(トヨタ自動車(株)コネクティッドカンパニー エグゼクティブバイスプレジデント)
  •  春山美樹氏 (日産自動車株式会社 ビジネスパートナーシップ開発本部 本部長) 
  •  川鍋一朗氏 (日本交通株式会社 代表取締役会長)
  •  神田隆氏 (西日本旅客鉄道 デジタルソリューション本部MaaS企画室長)
  •  森田創氏 (東急(株)交通インフラ事業部 課長)

17:40 – 17:50(10分)
休憩

17:50 – 18:30(40分)
パネル 2:社会的課題を解決する為のMaaS

セッション1:より包括的な交通の為のMaaS: 人口動態に起因する課題
日本でMaaSを開発しようとする動機は様々で、単に都市部での自動車利用による交通、社会的公正、環境への影響を軽減したいというだけではないのが一般的です。また、MaaSは、既存の公共交通機関との統合による効率化も期待できます。本セッションでは、日本の多くのコミュニティが直面している少子高齢化問題やデジタル・リテラシー問題を改善するために、MaaSがどのように貢献できるかを探ります。

モデレーター: ジェニー・ミルネ氏 (スコットランド地方・離島交通コミュニティー(SRITC)創始者、アバディーン大学研究者、ITF過疎地域における革新的モビリティーワーキンググループメンバー)

パネリスト:

  • 中村文彦氏 (東京大学大学院 新領域創成科学研究科 特任教授)
  • 加藤博巳氏 (株式会社アイシン CSSカンパニー ビジネスプロモーション部 部長)
  • 佐治友基氏 (BOLDLY株式会社 代表取締役社長 兼 CEO)

18:30 – 19:05 (35分)
セッション2:脱炭素化のためのマルチ・モダリティー
日本政府は、2050年までにカーボンニュートラルを実現すると宣言しています。このセッションでは、現在の日本のモビリティーシステムにおいてカーボンニュートラルを実現するための準備ができているのか否か、またMaaSがこの課題にどのように貢献することができるのかを議論します。

モデレーター: モデレーター: マリティ・フェルナンド(OECD国際交通フォーラム 経済分析官)

パネリスト:

  • 須田義大氏 (東京大学教授 モビリティ・イノベーション連携研究機構長 生産技術研究所 次世代モビリティ 研究センター)
  • 福永茂和氏 (経済産業省 ITS・自動走行推進室長)
  • サンポ・ヒエタネン氏 (マース・グローバル社CEO)

19:05 – 19:45 (40分)
パネル3: MaaSを実現するデータ・アーキテクチャー
交通サービスのガバナンスは、交通サービスに対する規制、交通サービス市場の状況、およびマルチモーダルな交通サービスへの統合を考慮する必要があります。MaaSのガバナンスは、ビジョン主導型で、適切な機能領域にスケールされ、リアクティブなモニタリングと政策調整のフレームワークに基づくものである必要があります。この意味において、データがなければMaaSは成立しないと言えます。より正確に言えば、MaaSに関わる全てのステークホルダー間でのデータ共有がなければ、MaaSは成立しないと言えます。本セッションでは、日本と欧州諸国におけるMaaSを実現するためのデータ・アーキテクチャーから得られた教訓を紹介します。


モデレーター: フィリップ・クリスト(OECD国際交通フォーラム イノベーション・アドバイザー)

パネリスト:

  • 河田敦弥氏 (国土交通省 総合政策局モビリティサービス推進課長)
  • 日高 洋祐氏(MaaS Tech Japan 代表取締役)
  • ロス・クルソンバトラー氏(オランダ アムステルダム市 モビリティー・交通デザインスペシャリスト)
  • 小池允氏(ソニーグループ株式会社 知的財産インキュベーション部 担当部長)
  • トーマス・ギエール氏 (欧州都市交通機関 モビリティー・交通スペシャリスト)

19:45 – 20:00(15分)

クロージング・セッション:MaaSによる日本の持続可能な交通の実現に向けて

  • トーマス・デロイソン(持続可能な開発のための世界経済人会議 モビリティー局長)
  • フィリップ・クリスト(OECD国際交通フォーラム イノベーション・アドバイザー)
  • 石田東生氏 (日本みち研究所理事長、筑波大学名誉教授)

レポートについて
本レポートは、ITF(OECD国際交通フォーラム)とWBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)が1年半にわたって行ってきた作業をまとめたもので、最新の研究成果と、地域を超えて30人以上の専門家を集めた一連のイベントの成果に基づいています。本レポートでは、持続可能なモビリティーシステムを達成するための早急な変革を可能にする手段として、MaaSを採用・実行・支援するためのアクションを緻密に分析しています。
なお、レポート本編(英語版)はこちら(https://www.itf-oecd.org/innovative-mobility-landscape-maas)より無料ダウンロードして頂けます。
また概要版の日本語訳は こちらよりご確認いただけます。

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